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最初のコンテナの前に決めておくこと

日本市場について繰り返し示されている見解は一つです。食品であるため短期のスポット販売は成立せず、参入には組織としての供給力、決められた品質、そして継続性が要る、というものです。最初の連絡で1本のコンテナを提示すると、求められている種類の供給者ではないと読まれます。ここでは、最初のコンテナの前に決まっているべき事柄を順に並べます。

ホーム / ブログ / スポットではなくスケジュール

スポットの一回売りが成立しない

この分野の日本市場は、余った在庫を一度だけ動かす取引では動きません。求められるのは組織としての供給力、決められた品質、そして継続性です。実務に落とすと、同じ品目を、同じ製品規格書で、出荷ごとに繰り返せるかという一点になります。

当社の側でこれに対応する形は決まっています。ガズィアンテプの決まったメーカー、品目ごとに同じ製品規格書、そして空きが出たときにコンテナを提案するのではなく、あらかじめ合意したスケジュールです。最初の出荷は単発ではなく、一連の始まりとして扱います。

継続性は、相手側から見れば在庫計画の話です。同じ品目が次の出荷でも同じ規格で入るかどうかが決まらないと、先方は自社の取引先に対して納品を約束できません。ですから最初のやり取りでも、一回きりの価格より、どの品目をどの頻度で続けられるかのほうが先に問われます。

個包装は好みではなく荷姿の条件

「業務用 チョコレート」の検索補完は個包装と1kgに続きます。この二語が需要の形そのものです。業務の現場で配る、取り分ける、贈るという使い方があるために個包装が要り、素材として使う場合には1kgの業務用包装が要ります。

個包装は包装材、ケース入数、生産ラインの速度を変えます。ですから仕上げの一工程として後から足すのではなく、見積りの段階で品目ごとに決めます。販路が必要とする荷姿をお知らせいただければ、前提として織り込まずに、メーカーの仕様に基づいてお見積りします。

連絡は個人宛てではなく会社の窓口へ

この分野の日本企業は、担当者個人のメールアドレスを意図的に公開していません。差出人が特定できないメールは、読まれる前に迷惑メールとして扱われます。つまり住所録を買っても届きません。

一方で、業界団体の会員名簿は公開されています。相手を特定したうえで、その会社自身の窓口を通じて日本語で連絡することは可能です。最初のやり取りは価格ではなく、仕様と継続性から始めます。どの品目を、どの規格書で、どの頻度で供給できるかという話です。

名簿があるということは、宛先を推測しなくてよいということです。チョコレートとカカオの業界団体は会員名簿を公開しており、どの会社がこの分野にいるかは名簿の側から確かめられます。住所録を買って一斉に送る形は取らず、相手を特定したうえで一社ずつ連絡します。

温度が積み込みの月を決めます

チョコレートおよびチョコレートがけ製品は+18/+20 °Cで輸送します。暑い時期の混載コンテナにはリーファーコンテナでお見積りします。ドライコンテナをご希望の場合、温度リスクは積み込み前に書面で貴社の負担となります。

ターキッシュデライト、ドラジェ、糖衣アーモンド、ゼリーは通年ドライコンテナで輸送します。この二つの区分が、そのまま積み込みの月を決めます。品目の構成が決まれば、どの月にどちらの形で出すかも決まります。

最初のリストに書くこと

品目ごとに数量を添えてお送りください。ラベルの言語、その品目が貴社名義で出るのかメーカーの包装で出るのか、到着希望月、荷揚げ港。この五つがあれば見積りが組めます。

二営業日以内に書面でお出しします。品目ごとのメーカーと製品規格書、原材料とアレルゲン、内容量、ケースとパレットの情報、リードタイム、そして品目ごとの最小ロット。最小ロットはメーカーと包装形態で変わるため、サイトには掲載せず見積書に記載します。引き渡しはFCA ガズィアンテプまたはFOB メルシン、CIFやDAPも可能です。支払いは銀行振込のみで、ご注文時に50%、コンテナ出発前に積み込み写真と引き換えに50%です。

まず1本だけ試したいのですが、それでは足りませんか。

試すこと自体は問題ありません。読まれ方の問題です。この市場では短期のスポット販売が成立しないため、単発のコンテナだけを提示すると継続の意思がないと受け取られます。最初の出荷を一連の始まりとして位置づけ、次の出荷の目安を一緒に決めておくほうが通ります。

個包装は後から追加できますか。

後工程としては扱いません。個包装は包装材、ケース入数、生産ラインの速度を変えるため、見積りの段階で品目ごとに決めます。必要な荷姿を最初のリストに書いていただければ、その前提で価格とパレット計画をお出しします。

最初の連絡はどのように来ますか。

日本語で、貴社の公式な窓口を通じてご連絡します。個人宛てのメールは送りません。内容は価格ではなく仕様と継続性から始めます。どの品目を、どの製品規格書で、どの頻度で供給できるかという話です。

チョコレートとロクムを同じコンテナに混ぜられますか。

混ぜられます。最小ロットはコンテナ単位ではなく品目ごとに計算されるためです。決めるのは温度帯だけで、チョコレートおよびチョコレートがけ製品は+18/+20 °C、ターキッシュデライト、ドラジェ、ゼリーは通年ドライコンテナで輸送します。