二つの表、二つの順位
チョコレートの表は7億8,030万ドルです。この表でトルコは14位、シェアは2.54%、金額にすると1,982万ドルにあたります。砂糖菓子の表は1億8,290万ドルで、チョコレートの表のおよそ四分の一の大きさです。ところがこちらでトルコは10位、シェアは3.63%、663万ドルです。
この二つを並べると、読み方が一つ決まります。大きいほうの表は機会が大きいという意味ではなく、既存の供給が厚いという意味です。順位は、その産地にすでに動いている経路があるかどうかを映します。トルコにとって経路がはっきりしているのは、金額の小さいほうの表です。
この二つの表は、日本が輸入する菓子全体の一部にすぎません。トルコの通商担当部署がまとめた資料では、日本が一年に輸入する砂糖菓子類はおよそ20億ドルとされています。HS 1806とHS 1704の二つは、そのうち当社が実際に供給できる範囲と重なる部分です。全体の規模まで話を広げるより、この二つに絞るほうが見積りには直結します。
平均単価が逆転しています
輸入の平均単価は、チョコレートが1キログラムあたり4.48ドル、砂糖菓子が1キログラムあたり5.52ドルです。通常はチョコレートのほうが高い帯に入りますが、日本の表では逆になっています。
この逆転が示すのは産地の差ではなく、荷姿と中身の差です。チョコレートの表には量で決まる品目が多く入り、砂糖菓子の表には配合と見た目で決まる品目が残ります。ピスタチオを丸ごと入れたロクム、カダイフを使った品目、選別したドラジェは、平均より上の帯に立ちます。
上位の顔ぶれが示すもの
チョコレートの上位はシンガポール18.47%、ベルギー11.98%、イタリア10.15%、韓国9.08%、マレーシア9.06%です。製造地と中継地が混ざった並びで、ここに入るということは、味だけでなく確立された物流と並ぶということです。
砂糖菓子の上位は中国30.97%、ドイツ10.51%、ハンガリー6.9%、タイ5.57%です。首位は厚いものの、その下は薄くなります。3.63%で10位という位置は、浅い帯の中の位置です。数字の差は小さく、品目の差で動きます。
どちらの表から話を始めるか
最初のリストは、経路がすでにあるほうから組むほうが短く済みます。砂糖菓子の側、つまりロクム、ドラジェ、糖衣アーモンド、ゼリーです。ここでは産地そのものより、ケースの入数、内容量、売場でどう出すかが議論の中心になります。
チョコレートの側に入る品目については、名称の扱いを先に決めます。植物性油脂のコーティングはコンパウンドであって、チョコレートとは呼びません。コーティングの組成は品目ごとに製品規格書に記載し、見積りの段階で分けて示します。
順番の話であって、どちらかを外すという話ではありません。最小ロットはコンテナ単位ではなく品目ごとに決まるため、砂糖菓子の側の品目とチョコレートの側の品目は、同じ一本の混載コンテナに載ります。最初の出荷で両方を載せ、次の出荷で構成を見直すこともできます。
数値の出どころと、ここに書かないこと
上の数値は日本側の輸入申告に基づく、直近に報告された通年の数字です。新しい年が公表されるまで書き換えず、比較が崩れないように二つの表を同じ年から取っています。
価格、品目ごとの最小ロット、リードタイムはここには書きません。メーカーと包装形態によって変わるためで、これらは見積書に品目ごとに記載します。当社はメーカーではなく輸出業者です。ガズィアンテプのメーカーから仕入れ、複数の品目を1本の混載コンテナにまとめます。
チョコレートと砂糖菓子、どちらから始めるべきですか。
砂糖菓子の側から組むほうが短く済みます。表は小さいものの、トルコの順位はこちらのほうが高く、ロクム、ドラジェ、糖衣アーモンドのように経路がすでにある品目が並びます。チョコレートの品目は同じコンテナに混載できますので、どちらかを捨てる必要はありません。
14位というのは不利な位置ですか。
順位そのものは条件ではありません。7億8,030万ドルの表で2.54%というのは、産地としての認知が薄いという意味であって、品目が入らないという意味ではありません。議論は原産地ではなく、品目、荷姿、ケース重量から始まります。
平均単価が高いほうが有利なのですか。
有利不利ではなく、帯の違いです。チョコレートの平均が1キログラムあたり4.48ドル、砂糖菓子が5.52ドルというのは、後者の表に配合と見た目で決まる品目が残っていることを示します。当社が示せるのは、その帯に立つ品目です。
数値はいつの年のものですか。
日本が直近に報告した通年の輸入統計です。ページ上では年を言い切らず、二つの表を同じ年から取っています。新しい年が公表された時点で更新します。